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2005年09月04日

日本式オープンソースERP、そのビジネスモデルは

ちょっと期待しているのが、この10月にインプレスから発刊予定の「Linuxオープンソース白書2006」。この発刊に先駆けてオープンソースの活用事例についての記事がいくつかネットで公開されている。その中のビーブレイクシステムズの記事が興味深い。

この会社の創業社長である白岩氏は、もとSAPの会計モジュール担当コンサルタントで、「ドイツの会社であるSAPの製品は、日本の商慣習に合わせてローカライズする必要」がある(ThinkIT, 2005)ため、更に高いコストを顧客が支払わされることになる。結果的には、オープンソースを使った場合、大手ベンダーの製品を購入した場合に比べて、コスト削減の可能性は最大3分の1くらいになると説いている。

白岩氏曰く「汎用的なものはオープンソースにするべきで、ニッチなものはオープンにしても仕方ない」、そこのところに境界線を持ってきているのだ。

ここで、日本式オープンソースのビジネスモデルを考えてみた時に、やはりこのビーブレイクシステムズのスタイルが最も実現可能性がある(つまりユーザーに選択される可能性がある)のだろうと思える。オープンソースを使って汎用的な部分をローコストにおさえ、それぞれの業界に強みを持つインテグレーターが、アプリケーションを開発していく(それもパッケージ化されていく)、そのアプリケーション、導入前後のサポート、ということでコストが発生する。要するに顧客からは、ベースの部分がオープンソースかどうかということは、あまり認識する必要がないところまで、インテグレーターががっちりサポートする必要があるだろう。そこにプロダクトとコンサルタント料が発生するが、結果的にはSAPの3分の1、ということになれば双方ハッピーというわけだ。

そういうことを考えてみると、またまたCompiereのチャットルームでの「ランゲージパックとマニュアルに課金するのは納得がいかない」という話は、個人的にはシンパシーを覚える。少なくともランゲージパックに課金するのは、これから裾野を広げていくべき時期に、あえて敷居を高くしている様な気にもなる。やはりローカライズはオープンなプロジェクト形式にすべし、かな?


Reference:

ThinkIT. 2005, ERP業界にオープンソースで挑戦するビーブレイクシステムズ
[Online. Internet]Available:
http://www.thinkit.co.jp/free/trend/12/2/1.html,
Accessed 4 September, 2005

Posted by akemi at 2005年09月04日 22:48

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