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2005年01月04日

ERPシステムとは

ERPSは、Enterprise Resource Planning Systemsの略で、その目的は、言うなれば、全社の活動を一つの統合されたシステムで管理すること、と捉えておくとわかりやすいと思う。

つまり、従来のシステムでは、会計部門では会計ソフト、人事部では人事専用のソフトを独自に持っていて、それぞれ別々に管理していたため、例えばデータに冗長性があったり(顧客などの情報を二重、三重に管理するようなこともあった)、整合性のないものがあったりもしたが、その全社のシステムを、一つのデータベースで管理しよう、というのが、ERPシステムの技術的側面における目的である。

しかし、ERPシステムの真髄はそこではない。そのシステムというのは、戦略的経営(その業界において競争力のある企業として生き残っていくための経営)における、無駄のない業務プロセスを実現するため、そして今後の経営における意思決定を促す情報を得るために使われているのである。そして、ERPシステムは、それ自身の中に、既存の産業における考え得る業務プロセスの多くを、最適な手順で組み込んでいる。それを利用することで、その会社における従来の業務プロセスが、いかに意味のない、多くの無駄な作業を含んでいたかに気づき、改善を促していくのである。つまり、ベストプラクティクス(一流企業の経営ノウハウ)を自社に取り入れることができるために、国際競争力のある企業へと変革していくことができる。これが、経営において、システムが中心的ツールであると前述した所以である。ここまでがERPシステムの理想とするところの話である。

ところが、じゃ、そのERPシステムとやらを導入すればいいじゃないか。単なるパッケージソフトだろ、ということで、安易に導入を決定すると大変なことになる。全社的システム故に、ソフトそれ自身や導入にかかる費用も相当なものだ。時間も要する。失敗したら会社経営が傾くほどにダメージが大きい。現に、数々の企業が導入に失敗して、結果的に、ERPシステムは使えなかったということも多々ある。それは何故か。何故失敗してしまうのだろう。

Posted by akemi at 2005年01月04日 19:04

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