2007年01月17日

Mysterious NINO-kun

温泉宿で思いがけずあるテレビ番組を見てしまった。

映画「硫黄島からの手紙」で主演俳優を食っているとまで言われているその人のインタビューであった。世界的演出家が彼の演技を絶賛し、業界にもファンが多いらしい。そんな彼の姿を興味を持って見ていた。私はそのインタビューを見ていても、彼の魅力があまりよくわからなかった。

世界的な賞に最も近い位置にいると言われていることを受けて、彼はこう言った。

「って言っても、僕は俳優ではないんで。」

あ?俳優ではないってキミは何者なのだ?

「アイドルとしか言えないんですよね。」

という様なことを言った。彼はアイドルなのか?

調べてみてわかった。彼はジャニーズであった。

実家の兄に録画してもらったFNS歌謡祭を見て、ピンクの衣装をまとって踊る男前5人が居た。この番組、他のプロの前で生で歌うという点でかなり見所がある。往年のブラビ(ブラックビスケッツ)の曲に酷似しているその歌を歌う彼らを、私は固唾を飲んで見てしまった。

まさにジャニーズと宝塚歌劇団を足して二で割ったような王道の男前4人に対して、一人端っこで違う空気に包まれているヒトがいた。

腰の入らない風のふにゃふにゃな感じのダンスで、彼は歌っていた。
舐めているわけではないのだろうが、猫背のまんまステップを踏んでいた。
疲れているわけでもなく、気だるいわけでもない。
他のハジケル笑顔の王道男前4人の横で、満面の笑顔を讃えなくとも彼はとても楽しそうに見えた。

でも「アイドル」を自認するヒトのパフォーマンスには見えないような何とも言えないような感覚。

曲が終わる頃、私の目は彼一人に釘付けになっていた。

人間の魅力って定義できない。言葉にも表せない。

でも彼は間違いなく魅力的。

Posted by akemi at 02:35 | Comments (0)

2006年09月24日

「医龍」−読んで、観ました。

久しぶりにテレビドラマを見ました。
恥さらす様で申し訳ございませんが、前回通しで見たドラマは「ロングバケーション(1996年)」でございました(大恥)。実に10年の月日が……。

これだけは言いたい。

小池徹平くんの中に大竹しのぶさんと同じものを感じました。
役者さんとしては天才でしょう。これは天分ですからどうしようもありません。

本人個人の中には勿論誰にも触れない芯というものが存在してはいても、大きな部分に雑多なこだわりが全くない。素直な人ほど伸びるとはよく言いますが、彼はその典型。徹平くん自身に強烈な色がない分、何色にでも染まる。多分、若手であれだけの仕事をこなすのであれば、さぞや現場で可愛がられていた事でしょう。

私も学ばねば。
芯の部分を売り渡す必要などない。
でも不必要なこだわりはいらない。いつでも色々なものを素直に吸収できるようになりたい。

一方ダンナは。
テレビドラマを通しで見た後、何故か原作マンガを注文、一気に読破。彼にとっては、「日本の組織」と世界標準でのあるべき姿を目指す「反体制派」との戦いみたいな構図がツボにはまったらしく、私をつかまえては解説をしてくれます(いらんっちゅうに)。私はただただ、原作の加藤助教授や、ドラマの鬼頭教授がカッコ良すぎでうっとり。

夏木マリさん風50代を密かに目指そうと心に誓ったのであーる。
(徹平くんとサダヲちゃん&奥菜恵さんの光る演技はこちら

Posted by akemi at 23:30 | Comments (0)

2006年09月13日

相変わらずのエンタティナーぶりで

ひゅーひゅー、アップル

It's Showtime.の全貌が明らかに!映像配信は予想通りとは言え、クリップ型shuffle - clip and go - は良いねーっ。
どうりでカオルのiPod miniの調子が最近悪いと思ったわい。アップル製品は、持ち主が次の製品の購入を考えると同時に調子が悪くなる。「最後の抵抗」と私は呼んでいるのだが、結局その故障が新規購入に拍車をかける....ってこれってもしかしてJobsが仕組んだシークレットプログラム?(笑)


しかし。

バグじゃなかったのね。
Jobsのプレゼンテーションの中に、Gapless Playbackというの機能の説明があったのだけど、それで合点がいったわーっ。実は語学の自習をiTunes (on Windows)を使ってやることが多々あるのだけれど、最後になると現在トラックと次のトラックと音声が被るのである。音楽であればシームレスに流れてギャップレスになるというのは分るのだけど、Cantonese重なって聞こえてもねーっ。

Jobsは観客の反応に多少不満が残ったかも(笑)ですが、明らかに各種ユーザビリティ向上してますねーっ。私としては今回は買いモードですぞ(>ダンナ)。といっても私はまだまだiRiver派。多機能をsmellするよりも、限定された機能をしゃぶりつくす、というのが私の流儀でございます。ホンネはいつまでもマイノリティが心地良い!

今回は彼の大好きな just one more thing.... が三度登場。

Posted by akemi at 12:31 | Comments (0)

2006年09月04日

He died doing what he loved best

でも納得できるもんじゃない。
我らがヒーローSteveが逝く

彼は、私にとってオーストラリアの象徴でもあった。

[追記(09/09/2006):Animal Planetでは、香港時間で9月10日朝0時から12時間連続で追悼番組が放送される予定です。オーストラリアでは、昨日またまたトップレーサーのレース中での死という悲報があったそうです。そのレーサー、Peter Brockの家族はState Funeral(州葬)を受け入れたそうです。一方、Steveの父は州葬の申し出を断りました。理由はSteveが州葬をやるような人物ではなく、家族にとってはただの普通の奴だから、との事でした。お父様のお気持ちもよくわかります。]

[追記(05/09/2006):Animal Planetでは彼の追悼番組が放送されました。明日も再放送がある様です。一夜あけてもまだ泣けてしまいます。Youtubeなどにも非公式のビデオが続々アップされているそうです。]

もう信じられない。力が抜けてしまってニュースばかりチェックしている。

我らがヒーローが亡くなってしまった。ドキュメンタリー撮影中にStingrayに心臓を刺されたらしい(追記:死因は毒ではなく心臓を刺されたことによる失血死だそうだ。相当の苦痛があっただろうというコメントがあちこちで報道されている。エイはもともとaggressiveな生き物ではなく、こういうケースは非常に珍しいらしい。死の瞬間もビデオに納められているそうだ。胸に刺さったエイの尾を彼自身で引き抜いた次の瞬間、he’s gone…。ある人間の死の瞬間の目撃者となってしまう、そのビデオを見ることは辛くて耐え難かったとビデオを見た人は感情を吐露した。ビデオは警察に提出されている。彼がエイを怖がらせたわけではないということは証明されたのだが、針状の尾を振り上げるのはエイが何かに脅えた時に無意識に出る反射的な反応らしい。)。

ハワード首相がコメントを出している。

CNNでもトップニュースである。

その瞬間、最愛の妻Terriはタスマニアでブッシュウォーキングをしていたらしい。悲しすぎる。

彼がどれほど皆に愛されていたか。コメントが続々と寄せられている。

Steve Irwin、クロコダイルハンターとして有名。名実ともにオーストラリアのヒーローである。生後まもない赤ちゃんを抱えてクロコダイルに餌をやるパフォーマンスで一躍非難の矢面に立たされたこともあるが、それでも彼が皆に愛されたヒーローであることに変わりはなかった。
香港に来てからも、Animal Planetなどのチャンネル(うちの子供達が一番好きなチャンネル)などに登場し続ける彼を何度も目にしては、オーストラリアの空気を思い出したりしていた。彼は天真爛漫で世界中の誰にも愛されて、それが未来永劫ずっと続くかの錯覚さえ覚えた。

涙がとまらないです。
あんなに生のエネルギーを保ち続けた人が44才の若さで亡くなってしまうなんて。動物園でのショーの最中に観客として来ていた彼女と目があったのがなれそめ、という奥様と、最愛の子供たちを残して、どうして彼は死ななければならなかったのか。

明るくていい人なんだけど田舎っぽくて知的とは言いがたいけど、それでも愛すべきオーストラリア人を指す言葉に「Ocker」という言葉がある。その言葉を初めて聞いた時に、オージーの知人はこう説明してくれた。そうそう「クロコダイルハンターのSteveは、典型的なオッカーなのよ。あれ、あぁいう人をオッカーって言うの」と笑いながら話してくれた。

彼がもういないなんて信じられないです。
でもご冥福をお祈りしなければ。
子供たち、世界中の人たちに、自然のすばらしさと恐ろしさ、そして不思議さを教えてくれてありがとう。

Posted by akemi at 17:36 | Comments (2)

2006年08月13日

神谷整子さん

私がハッキーを自宅で生んだ時にお世話になった助産婦さんである。

たまたまネットを見ていたら彼女の名前を見つけて、調べているうちに芸能人御用達助産婦さんみたいに書かれていて驚いてしまった。本も出版されている。

自宅出産の話は、今ではもうあまりにも普通だろうから6年前の話を持ち出してここで書こうとは思わないのだけど(そうそう、ハッキーは臍の緒を首に三重巻きして出てきたのだけど、首に臍の緒をまきつけていた子はタートルネックやネクタイを嫌う、なんて話があるけど、ありゃーウソよ、ウソ。ハッキー全然嫌がりません。おまけに臍の緒の長さがめちゃくちゃ長かった!長いから巻いたのか、巻いて伸ばされたのか、はたまた両方か、原因は今でも不明)、彼女は本当にすごい方だと思う。でね、検診の時からずっと、ちょっとしたテンションの高ぶりを覚えながら彼女と接していたのを覚えている。ひと目会ったその時から、私にとって彼女は「仕事ができ、しかも志の高いキャリアウーマン(+ママ)」として憧れるのもおこがましい程高い位置に居る人に思えたのだ。優しさとは強さに裏打ちされたものだと感じさせる方で、彼女は自分の高さを自ら語ることなど一度もなかったが、彼女の聡明さとかパッションとかが言動ににじみ出ていて、そして彼女の行動全てに一分の無駄もない様にさえ思えた。

依存した女性には思われたくなかった。
貴女が高いなら、私も自律的で自己判断と決定能力があり、そして状況には柔軟に対応できる強靭でしなやかな考えを持つ強い妊婦でありたかった。そして、ちょっとしたビジネスをする時の様なテンションを持ちながら、外部の病院での検査の報告など、お忙しい彼女の手をできるだけ煩わせない様にと、適宜ファックスを入れて次回の検診に備える、という具合だった。

前述の通り、首に臍の緒を巻きつけていたハッキーは、お産の進行もゆっくりで、病院であれば促進剤投与の上、緊急帝王切開にされていた可能性もあったと、後になって聞いて驚いた。自宅だったから、首の締め付けを自分でコントロールしながらゆっくりと出て来ることができたのだろう。

彼女は、その後助産院をオープンする予定だという話をされた。
技術と経験、それだけではない。自分のやっている仕事の社会的意義に対する認識だとか、未来への志だとか、そんなものが全て高い人だった。そうだ。彼女はきっと「霊性」の高い人なのかもしれない。あの時のあの場所にとどまることなく、彼女は今でも第一線で走り続けている。

先輩、かっこ良すぎですっ。フィールドは違いますが、私もがんばらせて頂きますっ。

Posted by akemi at 02:04 | Comments (0)

2006年04月29日

My Relaxation Technique

今現在、ノドから手が出ちゃうほど欲しいのはこれ(またか)。

香港HMVのページから忽然と消えてしまい驚いたのだが、当初の価格設定が410ドルーっ。高すぎ、でも欲しいっ、見たい見たいよーっ。なのに何故っ、何故ーっ

This title is currently not available.

の文字を見た時にゃー、死ぬかと思ったぜ。

冗談抜きよ。この二人の笑顔で、リラクゼーション効果を得ることができます。一度お試しをば。


追記:うーん。最初、420ドル==> 410ドルと設定が変わり、最後には440ドルで決着ですかーっ。この値段じゃ買えないーっ。amazon.co.jpから送ってもらった方が安いかも。


Posted by akemi at 00:00 | Comments (0)

2006年03月10日

卒業TIMEゲット!

野暮用ついでに寄ったHMVで、またまたSongs About Jane絡みの一枚を買ってしまったわーっ(涙)

これでオリジナル版、アコースティック追加版、アコースティック版、で今回のライブDVD入りのやつ(109ドル)の4枚所蔵になってしまった。どれも同じ曲が入っているやつよ。Maroon5よ。もういい加減に新しいの出してくれぃ。

と思いつつ、ミッドレベルの階段をえっちらおっちら上がって帰ってDVDをチラチラ見ながら仕事をするもはかどらず(当然や!音楽消せーっ)、そうこうしているうちに電話が鳴る。

「HMVですけど、WaTのCD入荷しましたよん」

うっげー、さっき行ったところやん。発売日の昨日、念のためチェックに行ったらまだ届いていないとか言われちゃったのにー。今日になって届いたのねーっ。それにしても日本の発売日から待つこと8日。オリジナル版を持って何度レジに走りそうになったことか。(因みに、日本と全く同じオリジナル版は、初回限定版295ドル、通常版275ドルです。)

ううう。仕方がないからまたまた階段を駆け下りて一汗。

ということで150ドルでゲットした「WaT 卒業TIME」でございます。「日本史上最速紅白出場デュオ」という中国語のシールあり。ミッドレベルの階段を駆け上がりながら、待ちきれずに封を切ろうと思って硬直。

エーーーーーーーーーーーーーーーーーー写真集入ってるぅーーーーー!!!

ということは、これは初回限定版のやつ?
ということは、

モレ・アモーレ入ってないーーーーーっ。

死にそう。じぇったい聞きたかったのに。もう頭半分は次回のDVD買いを決定。悲しすぎる。

えーん。写真集なんていらなーいっ、とか思いながらパラパラめくってみたら、これがもう悩殺スレスレ。一気に永久保存版に格上げ。見とれて思わず階段一段踏み外しちゃったわよーっ(死ぬかと思った)。

とりあえずそれから聞きまくりです。
中国語(traditional)の歌詞カードを見てギョッとなったけど、日本語の歌詞カードも写真とともに入っておりました。良かったー。

それで、曲なのだけど、これがもういい。とってもいい。歌詞がまたいい。

私は既に親の立場だから、どうやったらこんないい子達が育つのか、そっちの方が気になってしまう。なんてポジティブで素直でオリジナリティ溢れる歌詞なのか!おまけに70年代後半〜80年代、フォーク(ニューミュージックとも言われたなー)に明け暮れ、アコースティックギター抱えてハーモニカくわえて弾き語りしていた私にとっては、何とも言えない切ない気持ちにさせられる。またまたフォーク万歳っ!って叫びそうになっちゃう。

リアルとみずみずしさとポジティブオーラ出まくり。切なくなっちゃうほどのキュートさがあちこちに。

「本気でやった方が何十倍も楽しいのに」(前進)

20歳でそれに気づいた貴方たちの未来は無限だ。斜に構えていては何事も突破できない。Luckは人事を尽くして天命を待っているヒトのところに降りてくる。

「君に幸あれ」(卒業TIME)

Posted by akemi at 00:02 | Comments (0)

2006年03月03日

My Favorite Things

今現在、ノドから手が出ちゃうほど欲しいのはこれ

発売時期は出遅れちゃったけど、安い方がいいもんねーっ。
モレ・アモーレっ楽しみ!

日本だと2800円のハズなんですが、税抜き価格としてもやはり安い。日本への一時帰国でもCD一枚も買わなかったのは、香港の方が安いから。J-POP、K-POPなんでも揃うで。DVDも安い。我が家では香港来てからDVDが増殖中。私のPCは居間にあり、子供たちが見ているDVDの映像を垣間見る機会も増えた。(ダンナなんかYO YO MAのDVD BOX 大人買いしちゃってるのよーっ)

ところで、昨年購入したDVDの中での私のベストは「The Polar Express」。歌だけで泣けちゃう。

また香港HMVでの掘り出し物「おしん(アニメ版)」を20ドル(300円位)でゲット。コドモに見せるつもりが私とダンナのみ号泣。

ダンナが北野タケシ監督のものをいくつか買ってきたのだけれど、一番好きなのは「菊次郎の夏」。あの世界は旅好きの私には、ちょっとたまりませんです。我が家の特別賞は、BBCの「Animal Games」これ是非見てみてくださーいっ。めっちゃおもろいです。コドモたちに大ウケでした。大人が、こんなバカバカしい設定に大真面目に取り組んで映像を作っているのが最高にイイです。

追記:Wat「卒業Time」オリジナル版295ドルで既に発売されてましたねーっ!(しかも特設コーナーアリ!)しかし経済観念の発達しまくったオヤジは150ドル発売まで待つのだ!あと三日!

Posted by akemi at 09:35 | Comments (0)

2006年02月06日

I have a dream!

私には夢がある」という会社がある。

この会社のことを知ったのは昨年夏のことだった。創業社長の記した本も実はまだ読んではいない。でもその本のタイトルだけで、フワフワした自分の頭をガツンとするには十分すぎるほどだった。感謝してやまない。

「その夢はいつやるんですか?」和田清華著

Posted by akemi at 00:40 | Comments (0)

2006年02月01日

罪作りな男達

私は時々自分でもオトコなんじゃないかと思うこともあるし、
オトコに生まれたかったと思うことが何度もある。

何もそれは「男に生まれたらキャリアを捨てる必要もなかった」という次元の話では全くなく、
男よりも実がオンナが好きだったとか、そういう方向の話でもない。

だから実際のところ自分のことが未だによくわかっていない。
性同一性障害というのではないようなので、これまた話がややこしい。

この問題は結構根が深く、
小学校一年生当たりから既に「女子トイレに入ると性格の変わる女の子が怖い」になり、
「トイレ友達」というものが生理的に受け付けられなかったり、
女子高行くくらいなら死んだ方がまし
女子の多い学部行ったら息できないかもしれないと思ったり、
大学の女子更衣室のタバコと化粧品の臭いたっぷりの空間が恐ろしくて
物心付いた時から就職活動までの間、私服でスカートを履くという発想もなかった。

今でも百貨店の化粧品売り場は鬼門中の鬼門。

それに比べると秋葉原でパーツを眺めるヲタクな男の子たちの気持ちは見事にわかる。
ブランド物は嫌いだけどダンナに付き合って紳士服売り場なんかに行くと、ダンディズムはカッコいいと思ってしまう。
SEの時は、プログラミングのロジックを美しいーっと言い合える同期のエンジニア男とは延々長電話できても、男の話題ばかりの女友達の話には面白いと思ったことがなかった。

男に生まれたかった。

大学ではバイトに勉強、学園祭実行委員なんぞやっていつも走り回っていた。バイトが終わって深夜に学祭のミーティング。時計は既に2時をまわる。ほならそろそろ帰るわ、とオヤジくさく言った私に仲間の男がこう言う。

「送っていこか」

シャーラーップ。そんなこと言い出したら私学祭やめるでーっ。私をオンナと思うなーっ。二度と言うなーっ、私は同士でオンナじゃないーっ。

と現実に私は言ったことがある。私は全く男にモテなかったので、そいつに下心なんぞ全くなかったが、優しいヤツだったのである。でも俺がオトコだったらお前ぇーはそうは言わなかっただろーっ、というのが私の本音なのだ。

私がオトコだったら一緒に酒を飲みたいヤツが沢山居る。
バカみたいなことでゲラゲラ笑いあいたいのだ。
それでもお前はいいやつだなーっ、と言い合いたいのだ。

私から見える世界は実はオトコもオンナもない。
違うのは相手の反応だ。
私がオトコだったらそうは言わないだろう。そうはしないだろう。そんな表情はしないだろう。

オトコの世界には、一分足りとも女の入る隙間のない瞬間が存在するが、オンナの世界からオトコが消えることはない。私にはそう見える。何をしてても、どこにいても、異性の目からの視線が女性の価値観に入り込んでしまうのだ。

どうでもいいことに熱くなれて、その間頭はそのことでいっぱい。自分がどう見られているのかそんなことなどどうでもいい。俺はこの瞬間、そしてこの仲間たちが好きでたまらないのだ、そういう男の世界に一度でいいから入り込みたい。

オトコとしてだ。

それを痛烈に感じたのはオーストラリアでラグビーの試合を見に行った時のことだった。

メルボルンではラグビーよりもオージールールのフッティの方が人気があり、試合を見に行くと女の子の黄色い歓声が上がる。しかしラグビーは

もう、ものすごいオトコ臭い世界なのだ。
ビール飲んじゃって、肩組んじゃって、声援もぐぉーっ、て地響きかと思うような怒号があちこちに響き渡る。プレイヤーも熱い。

同じようにグウォーと叫ぶも私の声は非力で悲しくもトーンが違う。

目に見えない壁。私はあっち側に行けないのだ。


だから私は芸能人のオトコにキャーと黄色い声をあげるようなことがないのだ。

キムタクが好きだと言ったのも、(私がオトコだったら)オトコとして彼はカッコいい、男気があるやつだと思ったからなのだ。自分を磨きつつ、周りにすごいオーラを出す。お前いいやつじゃん、そういう感じなのだ。

小池徹平クンを見ていて、私は自分が男みたいな感覚を持っているのだと再認識してしまったのだ。

私は彼とウェンツくんのストリーミングを見て切なくなってしまうのだ。それは女の子として彼が好き、というのでは全くない。ただただオトコとして、彼ら二人がいい若者だとしみじみ思うのだ。それはもう感動的なまでにいい若者であって、彼ら二人の関係(性格がまるで違うのに、お互いに対するリスペクトがすごくて、しかも弱い部分も許容しあうような何とも言えないリアルでピュアな男の子の関係)さえも、そうなんだよ、男同士でこういう関係ってあるんだよな、とか、男に生まれてよかったよな、とか思ったところでふと我に帰る。

私はWaTのストリーミングを見る度に、今生で果たしたい何かを数えあげる。時間がない。早くしないと全てを実現できなくなる。でも一つだけできないことがある。

オトコになって男の世界でアホなことしてみたい。
オトコ同士でイチャイチャしてみたい。この楽しさがオンナに分かるワケがない。

オンナの自分が嫌いというわけでもない私は、今生では今の性でやれるとこまでやってみるしかない。これは社会的ジェンダーとかそういう次元の話では決してない。ただただ私はオトコとオトコの関係に、すごく憧れがあるということだけなのだ。

私の徹平クンを見る目もかなりオカシイ。
オンナとして彼がカワイイと思うのではなく、男として彼がカワイイと思ってしまう。女なら彼をいいとは思わないかもしれないが、男から見た「カワイイ男」である徹平クンが気になって仕方がない。女には絶対にあり得ない「心底ピュア」なオトコを、そのまま守ってやりたい、ウェンツくんの気持ちが分かるぜ、俺は。いいなーっ、俺もテッペーとコンビ組みてぇーよ、全く(笑)

と言いながら、香港HMVで売っているWaTでかジャケ「5センチ。」CD恥ずかしくて(高すぎて)未だ買えましぇん。仕方がないから3月発売のアルバムを今からHMVに予約しちゃおうかと思っておりますです。

Posted by akemi at 20:21 | Comments (0)

2006年01月21日

現実逃避はまだまだ続く

「5センチ。」今日からフルストリーミング開始やんかーっ。

二人仲良すぎよーっ。

Posted by akemi at 00:37 | Comments (0)

2006年01月07日

時代は小池徹平

だろ、やっぱり。

紅白歌合戦で、マイク転倒のアクシデントの中、相方のウェンツくんと目くばせをして元気いっぱい笑顔で歌う彼を、NHKのカメラが大写し。

この瞬間。

日本全国で300万人ほどファン数がアーップしたと思ふ。

日本のカルチャーに疎い(というか全く知らない)私が、彼のことを事前に知っているはずもなく、オヤジ気質の私が若い男にキャーと言うはずもないのだが、しかし。

彼はカワイイ。めちゃくちゃカワイイのである。

うちのカオルも12歳にして「もうオトコはコリゴリ(原因、うちのダンナ+3人のオトコ)」と言い、男の話題のカケラもない。しかし、そんなオヤジ気質のカオルまでが徹平くんに対してはまんざらでもなさそうであった。

場所はコーズウェイベイ。ベッカムの大写し広告を見ながら「ベッカムってあんまり男前でもないな」などと思っていたら突然カオルが「ベッカムってハンサムに見えないんだけど」などと言い出した。私と感覚が全く同じね、カオ。

「むかしはめっちゃ美しい顔だと思ったけどねー。ベッカムだったら徹平ちゃんの方がいいよねっ」

などと思わず本音を口走るとカオのリアクションが意外。

「うんっ!(ハート)」

か、かおーっ。「うんっ」の後にハートがついてんでーっ。
オヤジ気質の私たち親子がハマるくらいだから、きっと世の中のオヤジ諸氏が「うむ。彼はカワイイかもしれへん」と父性を刺激されているに違いない。

もうね、彼にはマサミチ(体操の)お兄さん的な健全さとポジティブオーラが出まくりなのよ。

私も今年はポジティブオーラを出しまくるぞーっ!!

追記:とうとう「Hey!Hey!Hey!」なんぞ見てしまった(兄貴に録画してもらったDVDに入ってたのよーっ。今まで気づかなかった私ってアホーッ)。もちろんWaT部分のみなのだが、うなっちゃったよ全く。徹平クンの可愛さは相変わらずだけど(真面目で純粋なところがまた良い)、ウェンツくんの芸人魂、すごいっ。オヤジの私は彼の中にものすごいプロフェッショナルを感じて関心することしきりであった。ウェンツくんの方がいいかも、というとカオが「そうぉ?なんか彼はキツイ気がするなー。私はテッペーくんの方がいい」などと言っていた。ほーっほっほっ。ウェンツくんの良さが分からないなんてカオもまだまだガキねーっ。

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2001年01月08日

松本大さん − マネックス証券社長

 株式売買委託手数料の完全自由化を機に参入した証券会社の中で、既に「勝ち組」として名高いマネックス証券。

ダンナが証券会社に勤めている関係で、彼のことは会社設立以前からちょっと注目していた。正式オープン前からマネックスのホームページをチェックしていて、彼の金融(というよりお金というもの)に対する考え方に、非常に強い興味を覚えた。

 実は彼に対しては憧れと同時に、ちょっとした嫉妬心もあったのだ。なんて言うと私はなんと自惚れた人間だと思われる方もいらっしゃるかもしれない。しかし私の嫉妬心というのは、彼の能力や努力や社会的立場というものに対するものではなく、今生で成すべき何かを(自分に与えられた使命を)若くして見つけられたことに対する羨望に起因するものなのだ。

 彼はたぶん器用な人ではないかもしれない。手練手管でビジネスを操る様な人でもないかもしれない。非常に堅実で、実直で、公明正大な人に思える。そして、自分に与えられた天分を疑いもせずに生かし切り、周りの人間に感動を与え、その人さえも動かしていくという能力にかけては、ものすごいものがあると思うのだ。インターネットのインフラを整備するということに一生を捧げる孫正義氏と同じく、金融のインフラを整えるのだという軸を決して揺るがすことがない。どの時代も成功している経営者というのは、自分だけ儲かればいいなんてこれっぽっちも思っていないのだ。そのビジネスの社会的意義を充分に理解し、人々の幸せに寄与してこそのビジネスだと心底思っているのだ。そういう点で、彼は日本の歴史に残る経営者の一人であるというのは間違いないと思う。

 彼は「ネットベンチャーの旗手」と称されることが多いが、何となく違う様な気がする。彼の存在というものは、例えば「一発屋」と呼ばれてヒット曲一曲だけで消えていったミュージシャンとは相反するものだ。もっと普遍的に評価されるべき人材であり、同世代の人間として、彼の様な人材がこの時代に出てきたことに感謝したい気持ちでいっぱいなのだ。

 2年前彼がマネックス証券を興した時と同じ36歳になってしまった私。うわぁ〜、差つけられたなぁ、もう、という気持ちも勿論ある。でも、もしかしたら私にも私なりの使命というのがあるのかもしれないと、ちょっとワクワクしたりもしている。彼を見ていると、私も公明正大に生きたい、正直に生きたい、ポジティブになりたい、人様の幸せに寄与する何かを後世に残したい、そんな気分になってくるのだった。

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山井太さん − 株式会社スノーピーク代表取締役社長

 私が尊敬し、最も憧れているSteve Jobs(Apple創業者にして現CEO)に匹敵する美意識を持つ日本人。

妥協を許さない徹底した美意識と、ユーザーとしてのワクワクを大事にする物作りの天才。それが私から見た山井さん像なのである。

 私とスノーピークとの出会いは、今からちょうど2年前、あるアウトドア用品店で手にした「ギガパワー」というソロストーブが最初だった。コンパクトノ収まるそのストーブ(アウトドアのソロキャンプなどでお湯を湧かしたりできるもので、胸ポケットに容易に収まる様なサイズでありながら、そのパワーはすごいの一言!)に一目惚れで、何度も何度も下見をしては、買おうか買うまいか迷い続けていた。主婦の私がポンと買うには、ちょっと贅沢なソロストーブだった。

 その時の私には、クルマも無ければ運転免許証もなかったのだが、アウトドアしてみたいという欲求だけはどんどんと増幅して行って止めることが出来ないほどだった。そしてそれは、バックパックと寝袋を担いでアジアを一人で旅していた頃の自分の姿と重なった。もう一度、あんな風に吹かれてみたい。

 当時既に5人家族であったのに、何故ソロストーブだったのか。それは自転車で出掛けて行くのに荷物を大きくしないための知恵のつもりだった(後になって、実際5人分の調理に使えるかというと、それは無理というものであったが)。結果、やっぱり買ってしまったのであった。

 ところが、このギガパワーに惚れ込んで、後にソロランタンまで購入してしまい(これがまたキュートで美しいヤツなのよーっ)、焚火台やら何やらスノーピーク一色に傾倒していってしまったのはダンナの方だった。私も運転免許証を取得し、クルマを所有する様になってから、我が家のアウトドア化はどんどん拍車がかかる様になっていった。

 デイキャンプを堪能し尽くし、次はやっぱりテントだね、ということで、テントの旧製品と新製品の違いについて、スノーピークにメールで問い合わせをしたことがあった。ダンナの質問に即座に返信して頂いたのが、他でもない社長である山井さんだったのである。

 その後、アウトドアのイベントで直接御会いした時にも覚えていて下さって、御自身の私的なホームページ noasobi.com のURLも教えて頂いた。そして、そのページにアクセスして、やはり彼の素晴らしい美意識や物の考え方に、憧れずにはいられなくなっていった。Macintoshが大好きで、SonyのVaioユーザーでもある山井さん。常に自分たちもユーザーであるという立場にたち、製品には絶対の自信と愛情を持って世に送りだす。永久保証というシステムは、実はスノーピークの社員たちにとっては当然のことかもしれない。しかし、期限付きの保証システムしか知らない私にとっては、涙が出るほど素晴らしい考え方なのだと感嘆するのである。確かにデフレ時代の今、スノーピークの製品よりも安いものは沢山ある。しかし、たとえ多少高価であっても、一生大事に使いたいという気持ちにさせる様な魅力的な製品というものは、そうそうあるものではない。スノーピークの製品は、山井さんや社員の方の思い入れが見てとれる様な、魅力的でパワフルなものばかりなのだ。人の体温が伝わってくる様な製品づくりを続ける山井さん。私がいま一番インタビューしてみたい人の一人である。

■株式会社スノーピーク http://www.snowpeak.co.jp/

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2001年01月07日

毛利衛さん − 日本科学未来館館長

日本人初の宇宙飛行士。

 彼のことを表現するのに最もよく使われる言葉なのだが、宇宙飛行士としての彼のことは、実はよく覚えていない。最近、若田さんが宇宙飛行士(そしてエンジニア)としての能力が、非常に高いという評判をよく耳にするのであるが、毛利さんのエンジニアとしての能力がどれ程であったのかということを、私はよく知らないのである。

 しかし、彼は間違いなく科学少年であったろうし、宇宙に憧れ、そして日本人初の宇宙飛行士となったのだから、もちろんただの人ではないのだろうと想像はつく。しかし、日本科学未来館の館長になったと聞いて、私の頭に最初に浮かんだのは「天下り」という言葉であった。一度、宇宙飛行士になっただけで、それだけで後の人生は悠々自適なのね、と思ったのである。しかし、日本科学未来館で彼の姿を見た瞬間、私のそんな思いは一気に払拭されてしまったのである。

 最近、うちのコドモ、特にサイエンス系大好きの長男タカシの趣味にあわせて、「日本科学未来館」の友の会会員になった。お台場に位置するこの未来館は、年間2000円で友の会会員(家族会員)になると、家族全員が入館無料になるのである。「タダで子供が喜ぶところ」ということで、我が家では毎週の様に出かけていっている。そんなある日、7階にあるカフェでコーヒーでも飲もうとダンナと歩いていたところ、なんと、毛利さんをお見かけしてしまったのである。

 向こうは有名人なのだが、こちらはタダの一般人。何の面識もないのに、私たちは思わず会釈してしまったところ、毛利さんもニッコリと会釈して下さったのである。私はもう舞い上がって、子供たちを連れて来ればよかった(3階に置き去りだった(笑))とか、サインを頂けば良かったとミーハーに大騒ぎをしてしまったのだが、後になってよく考えてみたら、彼は既に未来館の館長であり、来訪者はお客さんなのだから、会釈くらいするのは、当たり前のことかもしれない。しかし、私にとっては、有名人に会った時の気持ちの昂揚だけではない、もっとすごいものを見てしまったという感動があったのだ。この人は人間的に尊敬に値する素晴らしい人なのだという思いを強く強く持った瞬間であった。

 直接、館長としての仕事をする彼を目撃して以来、この未来館に対する彼の思い入れが痛い程分かって、なんと素晴らしい空間なのだろうと至る所で涙してしまうのである。例えば、未来館のホームページを御覧頂きたい

■日本科学未来館のホームページ(コンセプト)

 ここに映っている爽やかな毛利さんの見ている先は、デジタルな世界や科学技術といったものではなく、「ひと」であり、「人間の幸せ」や「子供たちの夢や未来」といったものなんじゃないかと思えるのだ。司馬遼太郎が歴史を人間中心に描いたのと同様に、彼も科学技術というものが、それぞれの科学者のパーソナルな思い入れや夢の実現といったものの蓄積の上になりたっているということを、子供たちに伝えたいと思ったのではないだろうか。

 ある日突然、科学者がある定理を発見した。そんなことはあり得ないのである。それぞれが愚直なまでに自分の仮説を信じ、研究を重ね、そんな中から夢を実現させていった。この世の中はまだ見るに値する夢がたくさんあって、あの時代のあの科学者と同じ様に、今の時代を生きる子供たちにも、残された夢はたくさんあるんだよと毛利さんは語りかけている。そして現役の科学者たちも、未来館のあちこちで「今、私には壮大な夢があり、それを考えただけでも毎日がワクワクしているんだ」というメッセージを発しているのである。

 そんな未来館を歩いているうちに、宇宙飛行士としての毛利さんの姿を突然思い出したのだ。子供たちに宇宙から授業をしている様な内容だったと思う。あの時既に、次世代の子供たちに夢を伝える素晴らしい教育者としての使命を背負われたのではないか。教育者として尊敬に値する素晴らしいヒューマニスト。それが、私の感じた毛利衛さんなのである。

 2001年12月24日、クリスマスイブの夜にも、私たちは科学未来館に居た。Small Fishというソフトウェアを使ったデジタルな科学技術と芸術の融合を目指したコンサートであった。トランペット奏者とマックの共演。オープニングに電気系統のトラブルというアクシデントの中、毛利さんは何ごともなかったかの様に、宇宙ロケットの中でも電気トラブルってあるんですよと、アドリブでエピソードを披露して下さった。大きな地球のモニュメントの下で、毛利さんに振る舞われたワインを片手にコンサートを聞く。それも大きなクッションにねっころがりながら。まるで自宅のベッドでくつろぎいでいるかの様に快適な空間。確かにここは東京都の採算度外視のハコモノなのかもしれない。しかし、少なくとも我が家の子供たちの心には、幼い頃の原風景として未来館が刻み込まれている。4人の子供のうちの誰かが、サイエンスに目覚め、人類の幸せに寄与する日が来るかも知れない。

Posted by akemi at 18:42 | Comments (0) | TrackBack