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2008年09月09日
ゴミ対策では、日本を見なかった韓国
オーストラリアから香港に引っ越した時、こりゃー真逆の国に来たわい、と思ったものだ。
ビジネスもスロー、でも家族中心でフラットな社会。広大な敷地を誇る一戸建が立ち並び、子供たちはストレスなく走り回っていた。
一方、ビジネスのスピードは世界最速、露骨なまでの経済力によるヒエラルキー。ダブルインカムは当然、子供たちは朝から晩まで勉強漬。走り回るスペースもない。
で、韓国に来て、「あちゃー、またまた真逆の国に来たわいっ」と思っている。
ゴミは何でもアパートの踊り場に放置すれば、お掃除のおばさんが全て撤去・排出してくれるため、分別の必要もなし。消費者からするとゴミ排出天国の香港。
から
エコ最先端国のドイツをお手本にしたと言われるゴミ対策の徹底した韓国。
に引っ越してきたのであるからして。
最初はもう頭を抱えたものよ。こりゃ完全にゴミ(回収)代が固定費だわな、と。我が家はゴミ排出量が半端ではなく、オーストラリアでは「夫婦二人暮らしとオムツも履いているような子供4人の6人家族と、ゴミ箱(ガベッジビン)が同じ大きさなのは解せない」と何度思ったことか。
リテイルセラピー気味のダンナは早速、生ゴミ乾燥機なるものを購入して、有料の生ゴミの排出容積を何とか3分の1程度に減らそうと画策。私はというと、きゅうりのへたなどを眺めては、
キミはゴミなのか?
キミは本当にゴミなのか?
もう他に何の役にも立たない、ましては人間が食べようものなら直ぐさま病院行きになってしまうような有毒を発しているからして、
だからキミはこうやって捨てられるんだよね?
いや、否。
キミはそんなに極悪非道なヤツではない。
しかも、ほんの2ミリ横のヤツはサラダなんかにされて喜ばれているというのに、
たった、端っこに居るだけで、まさかこんな....
と悶々と問答をしているうちについつい食べてしまっている、私である。
本当、ヘタとか皮とか捨てられないわね。もったいなくて(笑)。
食材費をそこまで切り詰めようと思ったことは過去にはないのだが、それをゴミとして出すと思った瞬間に、目の前で「ゴミ袋の驚くべき価格」がカチカチとデジタルに表示されてしまう。根っからの大阪商人気質。ゴミ出しひとつひとつが苦しい(汗)。
しかし。
リサイクル可能なものは無料で排出できるので、リサイクル可能なものは徹底マーク。日々、商品の裏についてる「分離排出」マークをチェック。子供が普通ゴミのゴミ箱にプラスチックやら紙などを無造作に捨てようものなら、
「ゴミ代徴収して宜しいでしょうかーっ」とネチネチ嫌み吐きつつ追いかけてしまうのであーる。
日々、こうやってペットボトルや缶、紙箱やプラスチック系のパッケージなどをリンスして台所で嬉々として干しているところをダンナに見つかり、
「あけん、もしかしてゴミの分別が、趣味になってないっ?」
とつっこみも入る。
それにしても、韓国の消費者達の意識の高さには驚かされる。私は過去「マイバッグ持参」がほぼマイノリティーの国にばかり居たせいか、韓国に来てE- Mart, Lotte-mart and COSTCOなどでのバッグ持参率に驚愕したのである。過去1ヶ月にわたる観察の結果、コストコを除く(ここは最初から車で乗り付けて大量に買うスタイルであるため、元々プラスチックバッグをもらうカルチャーではないので、ほぼゼロ。その代わり段ボール箱を活用)大型スーパーでは、有料のスーパーのレジ袋をもらう率というのは1割、そう10人に一人、というレベルで、実に残りの9割がバッグ持参、または段ボール箱活用組なのであーる。
しかし、これは大型スーパー(要するに韓国内に何店舗も抱えているような大企業)のみに言えることで、ローカルスーパーおよびコンビニについてはレジ袋は有料ではない。そのため「バッグないです」と言うと、そのまま袋に入れてくれたりするのだけれど、それでもどこの店舗に行っても「袋は必要ですか?」と聞かれてしまうので、無条件で「いりません、バッグありますので」と言ってしまう。
言ってしまう、というは、「言ってはいけなかった」と後で後悔するのに、言った、ということに他ならない。
何故なら。
リサイクル可能なものを捨てるゴミ袋が、ない、のである。
まさかリサイクル用ゴミのために新たにビニール袋を買うなんてもったいないことできないし、だけど条件反射的にプラスチックバッグを固辞し続けた結果、我が家には「リサイクル可能ゴミの排出用のゴミ袋が皆無」となってしまったのである。だからコンビニなどのプラスチックバックがあれば、それがゴミ出しには最適だ!と常々思っているのだけれど、それをついつい断ってしまうアホな私である。
クリーニング店でも、どんなに大量に出そうともそのまま手に吊るして配達してくれちゃうし(つまり袋なし)、時々新しく小さな家具などを購入した時にしっかりしたビニール袋が付いていた時なんざ、お宝発見的ノリで小躍りしちゃうほど。ダンナは
「いい加減、ゴミ袋くらい買ってくれーっ、頼むからーっ」
と怒っている。
でもね、香港でのゴミ排出量に比べると、10分の1くらいになっている!恐るべしゴミ回収有料化の効果!なのである。
Posted by akemi at 2008年09月09日 15:54