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2006年09月04日
He died doing what he loved best
でも納得できるもんじゃない。
我らがヒーローSteveが逝く
彼は、私にとってオーストラリアの象徴でもあった。
[追記(09/09/2006):Animal Planetでは、香港時間で9月10日朝0時から12時間連続で追悼番組が放送される予定です。オーストラリアでは、昨日またまたトップレーサーのレース中での死という悲報があったそうです。そのレーサー、Peter Brockの家族はState Funeral(州葬)を受け入れたそうです。一方、Steveの父は州葬の申し出を断りました。理由はSteveが州葬をやるような人物ではなく、家族にとってはただの普通の奴だから、との事でした。お父様のお気持ちもよくわかります。]
[追記(05/09/2006):Animal Planetでは彼の追悼番組が放送されました。明日も再放送がある様です。一夜あけてもまだ泣けてしまいます。Youtubeなどにも非公式のビデオが続々アップされているそうです。]
もう信じられない。力が抜けてしまってニュースばかりチェックしている。
我らがヒーローが亡くなってしまった。ドキュメンタリー撮影中にStingrayに心臓を刺されたらしい(追記:死因は毒ではなく心臓を刺されたことによる失血死だそうだ。相当の苦痛があっただろうというコメントがあちこちで報道されている。エイはもともとaggressiveな生き物ではなく、こういうケースは非常に珍しいらしい。死の瞬間もビデオに納められているそうだ。胸に刺さったエイの尾を彼自身で引き抜いた次の瞬間、he’s gone…。ある人間の死の瞬間の目撃者となってしまう、そのビデオを見ることは辛くて耐え難かったとビデオを見た人は感情を吐露した。ビデオは警察に提出されている。彼がエイを怖がらせたわけではないということは証明されたのだが、針状の尾を振り上げるのはエイが何かに脅えた時に無意識に出る反射的な反応らしい。)。
ハワード首相がコメントを出している。
CNNでもトップニュースである。
その瞬間、最愛の妻Terriはタスマニアでブッシュウォーキングをしていたらしい。悲しすぎる。
彼がどれほど皆に愛されていたか。コメントが続々と寄せられている。
Steve Irwin、クロコダイルハンターとして有名。名実ともにオーストラリアのヒーローである。生後まもない赤ちゃんを抱えてクロコダイルに餌をやるパフォーマンスで一躍非難の矢面に立たされたこともあるが、それでも彼が皆に愛されたヒーローであることに変わりはなかった。
香港に来てからも、Animal Planetなどのチャンネル(うちの子供達が一番好きなチャンネル)などに登場し続ける彼を何度も目にしては、オーストラリアの空気を思い出したりしていた。彼は天真爛漫で世界中の誰にも愛されて、それが未来永劫ずっと続くかの錯覚さえ覚えた。
涙がとまらないです。
あんなに生のエネルギーを保ち続けた人が44才の若さで亡くなってしまうなんて。動物園でのショーの最中に観客として来ていた彼女と目があったのがなれそめ、という奥様と、最愛の子供たちを残して、どうして彼は死ななければならなかったのか。
明るくていい人なんだけど田舎っぽくて知的とは言いがたいけど、それでも愛すべきオーストラリア人を指す言葉に「Ocker」という言葉がある。その言葉を初めて聞いた時に、オージーの知人はこう説明してくれた。そうそう「クロコダイルハンターのSteveは、典型的なオッカーなのよ。あれ、あぁいう人をオッカーって言うの」と笑いながら話してくれた。
彼がもういないなんて信じられないです。
でもご冥福をお祈りしなければ。
子供たち、世界中の人たちに、自然のすばらしさと恐ろしさ、そして不思議さを教えてくれてありがとう。
Posted by akemi at 2006年09月04日 17:36
Comments
オーストラリアの人にとっては、すごいショックだったようですね。
世の中に疎い私は、悲報を聞くまでこの方の存在も知らなかったのですが(うちにはテレビもない。。)、このニュースを読んで、ちょうど10年前の夏に、ロシアのカムチャッカで樋熊に襲われて亡くなったカメラマンの星野道雄さんを思い出しました。
星野さんのフィールドはアラスカでしたが、自然や生き物に対する姿勢、小さな息子を遺していったことから、年齢、亡くなり方まで、Steven Irwin氏と不思議なほど似ています。
野生動物保護の仕事に携わり、星野さんとほんの少しだけ面識のあった友人は「星野さんが亡くなったと聞いて夜中泣いたけど、悲しいのは、彼を食べようとした熊が殺されたことなの。」と言いました。「もし星野さんだったら、きっと『喰わせてやってくれ。そして森に還してやってくれ』って言ったと思うんだよね」と。
亡くなったふたりとも、自分がどれほど危険な状況にいるかということを十分了解していたに違いなく、自然とは、「テレビの仕事だから安全」なんていうものじゃないのだと、改めて私達に思い出させてくれた死でもあったように思えます。
アラスカのクリンギット族の人たちの間では、星野さんの魂はワタリガラスになって、まだその辺にいると捉えられているのだそうです。
Irwin氏は、今ごろクロコダイルになっているかもしれませんね。
Posted by: kemeko
at 2006年09月07日 12:11
Kemekoさんへ
メッセージありがとうございました。
私も何故自分がこれ程ショックを受けるのか、正直言って自分でもわからなかったんです。テレビに写る彼は陽気なオージーで突っ込みどころも満載で、昨日も涙目でクロコダイルハンターを見ながらもブッと噴出しちゃったりして、あの明るさが悲しみを助長する様な気さえします。彼はヒーローというより老若男女にとってのアイドルに近く、おばぁちゃんのファンとハグしている映像なんか、彼の人柄が偲ばれます。
今回のエントリーのタイトルは、新聞各社の報道の中で最も多く見られた文を引用したものです。日本語で言うならば「本望だったろう」って感じですよね。「ハンター」と呼ばれても彼は本当の意味では「人間を守り、クロコダイルも守る」Saverであったんですよね。人間とwildlifeの共存を追及し続けた偉大な活動家で、啓蒙家でもあったと思います。近代化されている世界の中で、やはり自然と人間の共存というのは最も難しいテーマであり、ある意味頭でっかちではなく、暖かいハートと信念を持ち続けた人間しか成し遂げられないフィールドに彼は居て、それこそ「彼の代わりには誰もなれない」ユニークな存在であったと思うのです。そのために喪失感も大きかったと自分では思っています。
彼の死のショックが大きければ大きい程、問題提起へのエネルギーは大きい。世界中が、人間と野生との関係について深く考えた数日間、このエネルギーが衰えないことを彼はきっと願っているのでしょうね。
星野道雄さんのお話、ありがとうございました。
p.s 実は私もテレビ捨てたい(笑)。
Posted by: aken
at 2006年09月07日 12:39
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