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2006年02月01日

罪作りな男達

私は時々自分でもオトコなんじゃないかと思うこともあるし、
オトコに生まれたかったと思うことが何度もある。

何もそれは「男に生まれたらキャリアを捨てる必要もなかった」という次元の話では全くなく、
男よりも実がオンナが好きだったとか、そういう方向の話でもない。

だから実際のところ自分のことが未だによくわかっていない。
性同一性障害というのではないようなので、これまた話がややこしい。

この問題は結構根が深く、
小学校一年生当たりから既に「女子トイレに入ると性格の変わる女の子が怖い」になり、
「トイレ友達」というものが生理的に受け付けられなかったり、
女子高行くくらいなら死んだ方がまし
女子の多い学部行ったら息できないかもしれないと思ったり、
大学の女子更衣室のタバコと化粧品の臭いたっぷりの空間が恐ろしくて
物心付いた時から就職活動までの間、私服でスカートを履くという発想もなかった。

今でも百貨店の化粧品売り場は鬼門中の鬼門。

それに比べると秋葉原でパーツを眺めるヲタクな男の子たちの気持ちは見事にわかる。
ブランド物は嫌いだけどダンナに付き合って紳士服売り場なんかに行くと、ダンディズムはカッコいいと思ってしまう。
SEの時は、プログラミングのロジックを美しいーっと言い合える同期のエンジニア男とは延々長電話できても、男の話題ばかりの女友達の話には面白いと思ったことがなかった。

男に生まれたかった。

大学ではバイトに勉強、学園祭実行委員なんぞやっていつも走り回っていた。バイトが終わって深夜に学祭のミーティング。時計は既に2時をまわる。ほならそろそろ帰るわ、とオヤジくさく言った私に仲間の男がこう言う。

「送っていこか」

シャーラーップ。そんなこと言い出したら私学祭やめるでーっ。私をオンナと思うなーっ。二度と言うなーっ、私は同士でオンナじゃないーっ。

と現実に私は言ったことがある。私は全く男にモテなかったので、そいつに下心なんぞ全くなかったが、優しいヤツだったのである。でも俺がオトコだったらお前ぇーはそうは言わなかっただろーっ、というのが私の本音なのだ。

私がオトコだったら一緒に酒を飲みたいヤツが沢山居る。
バカみたいなことでゲラゲラ笑いあいたいのだ。
それでもお前はいいやつだなーっ、と言い合いたいのだ。

私から見える世界は実はオトコもオンナもない。
違うのは相手の反応だ。
私がオトコだったらそうは言わないだろう。そうはしないだろう。そんな表情はしないだろう。

オトコの世界には、一分足りとも女の入る隙間のない瞬間が存在するが、オンナの世界からオトコが消えることはない。私にはそう見える。何をしてても、どこにいても、異性の目からの視線が女性の価値観に入り込んでしまうのだ。

どうでもいいことに熱くなれて、その間頭はそのことでいっぱい。自分がどう見られているのかそんなことなどどうでもいい。俺はこの瞬間、そしてこの仲間たちが好きでたまらないのだ、そういう男の世界に一度でいいから入り込みたい。

オトコとしてだ。

それを痛烈に感じたのはオーストラリアでラグビーの試合を見に行った時のことだった。

メルボルンではラグビーよりもオージールールのフッティの方が人気があり、試合を見に行くと女の子の黄色い歓声が上がる。しかしラグビーは

もう、ものすごいオトコ臭い世界なのだ。
ビール飲んじゃって、肩組んじゃって、声援もぐぉーっ、て地響きかと思うような怒号があちこちに響き渡る。プレイヤーも熱い。

同じようにグウォーと叫ぶも私の声は非力で悲しくもトーンが違う。

目に見えない壁。私はあっち側に行けないのだ。


だから私は芸能人のオトコにキャーと黄色い声をあげるようなことがないのだ。

キムタクが好きだと言ったのも、(私がオトコだったら)オトコとして彼はカッコいい、男気があるやつだと思ったからなのだ。自分を磨きつつ、周りにすごいオーラを出す。お前いいやつじゃん、そういう感じなのだ。

小池徹平クンを見ていて、私は自分が男みたいな感覚を持っているのだと再認識してしまったのだ。

私は彼とウェンツくんのストリーミングを見て切なくなってしまうのだ。それは女の子として彼が好き、というのでは全くない。ただただオトコとして、彼ら二人がいい若者だとしみじみ思うのだ。それはもう感動的なまでにいい若者であって、彼ら二人の関係(性格がまるで違うのに、お互いに対するリスペクトがすごくて、しかも弱い部分も許容しあうような何とも言えないリアルでピュアな男の子の関係)さえも、そうなんだよ、男同士でこういう関係ってあるんだよな、とか、男に生まれてよかったよな、とか思ったところでふと我に帰る。

私はWaTのストリーミングを見る度に、今生で果たしたい何かを数えあげる。時間がない。早くしないと全てを実現できなくなる。でも一つだけできないことがある。

オトコになって男の世界でアホなことしてみたい。
オトコ同士でイチャイチャしてみたい。この楽しさがオンナに分かるワケがない。

オンナの自分が嫌いというわけでもない私は、今生では今の性でやれるとこまでやってみるしかない。これは社会的ジェンダーとかそういう次元の話では決してない。ただただ私はオトコとオトコの関係に、すごく憧れがあるということだけなのだ。

私の徹平クンを見る目もかなりオカシイ。
オンナとして彼がカワイイと思うのではなく、男として彼がカワイイと思ってしまう。女なら彼をいいとは思わないかもしれないが、男から見た「カワイイ男」である徹平クンが気になって仕方がない。女には絶対にあり得ない「心底ピュア」なオトコを、そのまま守ってやりたい、ウェンツくんの気持ちが分かるぜ、俺は。いいなーっ、俺もテッペーとコンビ組みてぇーよ、全く(笑)

と言いながら、香港HMVで売っているWaTでかジャケ「5センチ。」CD恥ずかしくて(高すぎて)未だ買えましぇん。仕方がないから3月発売のアルバムを今からHMVに予約しちゃおうかと思っておりますです。

Posted by akemi at 2006年02月01日 20:21

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