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2005年07月20日

サマーキャンプ最大の敵は

何はともあれ生きて帰ってきました。我が家の悪ガキ三人組。感想は「もう二度と行きたくないっ」ってちょっと軟弱すぎないかぁー???

実はここ数日の香港は、うだるような暑さで、日本でも熱中症などの死者が出ていたほどなのだが、その暑さの中のアウトドアキャンプであったのだ。

参加者は全部で17人。10人は2泊3日、7名は4泊5日。アメリカから香港に一ヶ月滞在しているので参加しました、というブロンドの女の子を除くと、ほとんどが香港人でインターに通っている子供たちだったそうだ。それぞれ、2人〜3人で一つのテントをシェアし(つまり我が家の3姉弟で一つのテントを占有)、テント設営からパッキングまでを自分たちのグループで責任をもってやるのだそうだ。最初に説明を聞いて、自分たちでやってみる。出来なかったらナビゲーターに聞く。カオル曰く、結構簡単だったというテント設営も無事終わり、アクティビティへと向かう。

事前に、今夜は雨が降りそうだから絶対テントは開けて寝ちゃだめよ、と念を押されて密閉状態だったテントは、昼間の熱気を充分に取り込んで全くのサウナ状態。それでも猛暑の中でのマウンテンバイク講座(香港のコドモたちは自転車に慣れていないせいか、うちの子供たちはぶっちぎりに速かったそうだが、それでも急傾斜を自転車で駆け上がらないといけないらしく、それは相当きつかったらしい)を終えた疲れきった彼らにとっては、暑いのどうのと言う以前にバタンキューだったらしい。

徹底したアウトドア志向で、トーチ以外の電気製品や貴重品は持っていってはいけないことになっていて(しかもデイパックに収まる様にパッキングしていかなければならない。余計なもの持っていけないのだ)、島でもクーラーの効いた部屋など一度も入ることがなかったらしい。インドアでの活動も「窓全開で」やっていたそうだ。レストランで食事をすることもあったそうだが、それもアウトドアで暑い空の下で、熱々のチャーハンが出てきたのよーっ、とカオルは大騒ぎしていたが、男の子たちの反応は違って、そのチャーハンがめちゃ旨で、全員でがっついたために30秒で全てなくなってしまったそうだ。食事に関する感想では、バーベキュー(ソーセージやマシュマロを焼くなどの簡単なものだったそうだが)やキャンプファイヤーは、美味しくて楽しかった、スパゲッティをタカシが3杯も平らげたとか、結構楽しそうに話してくれた。

持ち物の一例として reading materials というものがリストされていたので、カオルは買ったばかりのピカピカのハリーポッター新刊を(すんごい分厚くって重いのにっ!!)バックパックに詰め込んでいったのだが、結局ほとんど読めなかったそうだ。テント内の湿気がものすごく、カバンから出したら大切な本がびよよーんとふにゃふにゃになっちゃいそうだったので(ということで、今ベッドで読んでいる)カバンから出せなかったのよー、などと言っていた。

私の最大の関心事は、あの「雷雨」のことである。あの時、タツミはベソかいてなかったのか、カオルはキャーキャー言ってなかったのか、と聞いてみたら、

「あー、そういえば雷なってたねーっ」とカオル

「あー、って、アンバー出てたから室内で寝たのかー」と私

「違う違う、テントで寝たよーっ。雷はなってたみたいだねー、じぇんじぇん怖くなかったけど、雨も降ってたんだ。ふーん」などとノンキなことを言っている。私は死にそうに心配してたのにぃーっ。

で、それを聞いていた男の子たち、雷がなんだ、という話になって、もしかして、こいつら知らなかったのかーっ、あの雷雨のアンバー事件をっ!

「知らないよーっ、タツミたちコンスイ(昏睡)状態だったからねーっ」(カオル)

「こ、昏睡状態って。それを言うなら熟睡だったって言ってよーっ、カオ」(私)

「違う違う、ほとんど死んだ様に寝てたからさー、こいつら(弟たちのことを彼女はこう呼ぶ。彼女の性格がわかるでしょー、って私と似すぎ)。だからコンスイ状態なんだって」

新定義:死んだ様に寝ていることを「昏睡状態」と言う。(カオル語録)

とにかく、知らんと爆睡だったらしい。しかも、サウナ状態のテントの中で、タカシは、スリーピングバックを頭から被って寝ようとしていたらしい。バカバカ、タカシのバカ!熱中症で死ぬぞぉーっ。

「それにしても、日本じゃー、熱中症で倒れた人もたくさん居たみたいなのに、誰も熱中症にかかんなかったのー?」と聞くと

「ナビゲータさんが、一時間おきくらいに、サンスクリーンを塗って、とか水を飲んで、とか言ってくれて、その通りにしてたら大丈夫だったよ」と彼女が言うので

「流石プロだわねーっ。そういう指導もちゃんとしてくださるのね」と感心していると

「そりゃーさー、死なれた方が困っちゃうじゃん。手当てしたりするのも大変だし、救急車呼んだりするのにもお金かかっちゃうし。向こうも必死だよー。」ってあなたの言っていることは多分に正しいが、11歳の女の子の発想かよ、おい。

それ以外にも、夜にトーチの灯りだけでビーチを散歩したり、カニや虫を沢山見たりと、面白いことがたくさんたくさんあったのだ。しかし、いかんせんあの暑さ。その暑さだけで、充分に「二度と行きたくない」という結論を出させてしまった様なのだ。

「だってママちゃん、あの暑い外の方がまだ涼しいと思うようなサウナテントの中で寝て、カオちゃんもう5キロくらい汗かいて死んじゃうかと思ったよーっ。あー、もうクーラーの効いた部屋でずーっとのんびりしていたいよー」

と言うカオルの声を背中に聞きながら、私の目がクーラーの設定パネルに行く。

「だ、誰やーっ!!設定温度5度にしてるのぉーっ、しかも最強やんか!!!」

設定温度5度のキンキンに冷えた部屋で、氷たっぷりのワトソンズウォーターを飲む子供たちであった。この夏、親子6人で再度そこにテント張りに行こうかと密かに思っていたが、やめた。誰よりも暑さに弱いのは、他でもないこのワタシ。クーラーないと死んじゃうのに、そんなサウナテント、じぇったいに行かないっ。

Posted by akemi at 2005年07月20日 22:50

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Comments

貴重な体験を無事に経験できたようで良かったです。読んでいると子供ではない私もキャンプをしたくなってしまいました。
あけんさんのお子様たちのたくましいエピソードを今後も楽しみにしています。

Posted by: Keiko at 2005年07月29日 07:22

Keikoさん

ありがとうございます。後日談ですが、タカシが「あせも」になってしまいました(笑)背中にびっしり! メルボルンでは汗をかくことなどなかったので、久しぶりの「アジアの夏の風物詩!」にいたく感動してしまいました。

ホリデー突入で、毎日いろんな実験(本人たちはお菓子作りのつもり)をやっている様です。材料調達から最後の掃除まで4人で一致団結してやっています(片付けしないとお菓子作り禁止令が発令されてしまうので彼らも必死)。でも騒々しさだけは半端ではなくって(涙)アパート住まいなので、ご近所から苦情が来ないかと、毎日ヒヤヒヤです。

Posted by: akemi at 2005年07月30日 09:11

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