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2005年03月12日

SUNDAY MORNING

今日はタツミのオーストラリアでの最初で最後のバースデイパーティの日だった。

本当だったら、手作りのパーティが好みの私としては、我が家でゆっくりと時間をかけてたっぷり遊んでもらいたかったのだが、既に引越し荷物を全て出してしまい、ホテル暮らしの今となっては、それもできない。こんな忙しい時にとは思ったのだが、物より思い出だよな、と思って企画したこのパーティは、いわゆるアミューズメントパークで、パーティヘルパーがつく。親はお金を払うだけで、その他の大変なことは全てプロが司会進行、全てのサービスをしてくれるのだ。

タツミの友達が13人、タカシの友達が4人、うちの子を含めて総勢21名のパーティ。みんな、この日を待ちきれないといって楽しみにしていてくれた。昨年は、手作りのパーティをと思いながら、大学院での勉強が忙しくてお流れになってしまった。手作りにこだわってやらないなら、プロに頼んででもやった方がいいよな、と思い直した。真知即行。カオルは2回とも、スリープオーバー(お泊り)込みの大誕生日大会だったのに、男の子たちはどうしても後手にまわってしまう。

子供たちのママさんと思いがけず、ゆっくりと話すことができたのが嬉しかった。タカシとタツミと兄弟ともどもお世話になっている男の子二人のママは、私のこちらでの最初の友達でもあり、生涯忘れることのできない親友でもある。彼女のおかげで、私はこのオーストラリアの学校での居場所を得た。たった一人の日本人の私に、とてもよくしてくれた。いつも相談にのってくれて、同じくITの職を目指している彼女。学校のことだけでなく、私自身のこれからのキャリア、彼女のキャリア、試験勉強のこと、そんなことも話し合える人だった。そんな彼女から、「私にとっての貴女は、Special だった。貴女は、warm で、親切で、全てに感謝している。貴女がいなくなるのはとても辛いの」と言ってもらえたことが嬉しくて、それは、私が言うべき言葉なのよ、と私は続けた。

昨日は、学校に行くセカンドラストの日だった。校長先生が出てこられて、来週は会議があって会えないかもしれないから、と学校のロゴの入ったタペストリーとキーチェーンを、それぞれ3人の子供たちに下さった。誰にでもあげるものではないの。海外に行かれる特別な生徒さんだからね、と言って頂いた。昨日は陶芸教室の先生に、そして今日は担任の先生に、涙がこぼれそうだよと言われた。あぁ、こんなにも子供たちはみんなに愛されて、受け入れられていたのかと思うと、感謝の気持ちでいっぱいでいっぱいで、どこに向かってありがとうと言っていいのかわからないくらい、胸がいっぱいになる。

引越しがおわって、ゆっくりホテルで休んで、ホテルから学校へ行く道すがら、Maroon 5 のCDを聞く。全て船便で送ってしまったのだが、手元に残したたった一枚のお気に入りのCDだ。Sunday Morning がかかった瞬間にカオルが叫んだ。「やめてー、ママちゃん。そんないい曲かけたら、カオちゃん泣いちゃう」

という彼女の声を聞きながら、既に私の目には涙が一杯あふれて止まらなくなった。急いで曲を変える。運転できなくなっちゃうからだ。でも子供を送った後、またその曲を聞いて、思いっきりボロボロと涙をこぼしながら、どこまでも広がる青い空を眺めながらハンドルをきった。贅沢な日曜日の朝の感じ。その感じは、オーストラリアでの生活全てに通じる、ストレスがなくってフラットで、人間味溢れる暖かな生活そのものに似ている。ここでの生活がいかに、子供たちにとっても、私にとっても、例えようもなく素敵なものだったのかということを、今更ながらに知るのだ。土曜日に通っていた、日本語補修校でも、素晴らしい友達に恵まれた。それぞれの子供たちに、いろんな国の友達ができた。歳をとったのかなとも思う。色々な方々のお気遣いが、身にしみてありがたい。毎日毎日、その感謝の気持ちをどうやって表わせばいいのか、そればかり考えている。

Posted by akemi at 2005年03月12日 23:07

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