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2005年03月27日

私たちはどこへ行くのか

あーもう学校も家も決まらないままイースターホリデーに突入してしまった。これから数日〜2週間、インターナショナルスクールへのアクセスが途絶えてしまう。仕方がないから家探しに集中するか。

空きのある学校にぶち込んでやれと思って兄弟バラバラも厭わないというモードで学校に乗り込む。もう何だか度胸だけはバンバンついてきているのだが、いかんせん子供たちがへなちょこで困る。男の子二人がいきなり編入試験に落ちた。予想していたことだけど、現実になると厳しいものがある。兄弟違う学校になるとはいえ、空きはあったのにチャンスを生かせなかった。頼みのカオルはなんとセカンダリーということで、一人孤独に部屋に缶詰されて筆記試験を受けた。結果はまだわからないけど、なんだかこれも怪しい雰囲気。いずれにしろ、去年一年(正確にいうとその前の一年間も)、私は子供たちのことを放ったらかしにしていた。特に勉強については全く見てあげていなかった。そのつけがここに来てまわってきたのだ。他のママさんたちは、自分自身を後手にまわしてでも、必死で子供のサポートに徹してきた。チューターもつけて、習い事をさせて、お金もいっぱい使っていた。私は子供の自ら持つ力を信じてあげるという奇麗事をいいながら、結局、親としての責任を全く果たしていなかったのだということに、今更ながら気づいてしまった。朝から晩まで一貫した日本語環境においていたわけではない。家では日本語、学校では英語、そんな中で全てを自分ひとりの力で平均以上にこなせというのは、スーパー学生でもない限り、無理だったのだろう。いや、正直言うと、これをやってのけたのがカオルだったのであるが、彼女を見ていて、やっぱり出来るやんと思った私が間違いだった。

タカシは日本語の勉強は大丈夫だが、英語はさっぱりだめだった。タツミはどちらかというと日本語よりも英語の方がマシだが、完全にセミリンガル状態で、彼が一番かわいそうだよなと思う。でもタツミは絶対日本語の学校にはいきたくないと言うのだ。あの学校にはもう行けないのだということがわかった瞬間、彼は号泣した。校長先生がナイスだと言っていたのに、彼には本当にかわいそうなことをしたと思う。

テストは子供たちによると、簡単な会話と、リーディングコンプリヘンション(本を音読して、その後に質問に答える)、ライティング(先生にお手紙を書く)というもの。二人とも落ちた原因がわかっていた。リーディングができなかったと。本を音読するのは大丈夫だったのだが、その後の質問に答えられなかったらしい。必死で音読している間に、話の内容を忘れてしまうらしい。でも、それはとってもよくわかる。日本語でも初めて読む本を音読してみると、文字をトレースすることに集中していると、内容がわかっていないということもよくある。
でもこのスタイルは、メルベンの学校でやっていたリーディングの宿題そのまんまで、要するに彼らにリーディング能力がその学年の生徒としてふさわしいレベルになかったということに他ならない。2年半という時間では足りなかったのか、それとももっと日々の勉強をしっかり見てあげれば超えられたレベルだったのか、それはわからない。でもやはり、親としての責任というものを重く感じさせられた事件だった。だって、子供たちは本当によくやった、校長先生もそうおっしゃってらした。こんなに短い期間にものすごい成長を見せた、でも他の生徒のレベルと同じとはいえない、そういうことなのだ。

この結果を受けて、私たちの家探しは大きな方向転換を強いられたのだ。その学校に空きがありそうだという情報を受けて決めたエリアだったのだが、もうそのエリアに住む必要がなくなったのだ。これからは、子供たちが通える学校をまた一から探して、そこへ通える範囲のエリアを探さねばならなくなった。

ところで、カオルのセカンダリーで空きがあったのが、香港島の南側に位置する学校だったので、試験を受けさせるためにサウスサイドに出かけていって、私たちは驚いてしまったのだ。え?ここが香港?と思うほどに素晴らしい自然環境。山と海。カオルの試験が終わるのを学校近くの公園で待っていたのだが、久しぶりに見る土に、子供たちは狂喜乱舞。木の枝を振り回して大喜びだった。待っている私も、久しぶりのフレッシュエアーを吸い込んで、だんだんポジティブに考えられるようになってきた。

ここに住めないかな?

エリア指定のある学校への入学がかなわなくなって、反対に住むエリアを自分で決められる自由を得た。考えもしなかったオプション。ビーチ沿いのマンション、プール付きのテラスハウス。ゴージャスな妄想がだんだんと現実味を帯びていったのは、サウスサイドの物件をまわってみた頃だった。意外に手ごろな価格で十分な広さのある物件があるのだ。会社へのアクセスが遠くなると思って遠慮していたのだが、ダンナも高速バスで20分というのを聞いて、遠くないと思ったらしい。なんせメルベンで自家用車運転して通っていたのだが、時間によっては、30分、40分かかることだってあった。

うーん、家はこれで決まりそうと思ったのだが、今度は学校。うちの子供たちを受け入れてくれる学校なんてあるのかなー?

repulsebay.jpg
Repulse Bay Beachで遊ぶカオル
(我が家の新たな家探しスポットとなった「リパルスベイ」は香港島の南側に位置します。昔の映画なのですが「慕情」の舞台となったことで有名です。ザ・リパルスベイはこのすぐ裏手にあります。高層のシービューの物件と、海は見えないけれどビーチに近いタウンハウスが候補に上がりました)

Posted by akemi at 2005年03月27日 04:34

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