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2005年02月06日
I love Melbourne, I love Australia
人間というのは懲りない生き物だ。今の幸せが永遠に続くかの様な錯覚をいつも持ってしまう。
時々、乗り越えられそうにもない辛いことがあっても、その次に訪れる平和な日に感じる、「あぁこれが幸せというのだ、かけがえのないものなのだ、今を生きるのだ」という思いを、しばらくしてまた忘れてしまうのだ。何気ない風景が、これほどまでに有難かったのかと、後になって気づくのだ。
後悔したくなかったから、この2年半、私は全速力で毎日を送っていた。久しぶりに後悔のない年月だった。最初の半年は、初めての英語圏での生活で、泣いたり笑ったり感動したりと、色々と忙しかった。生活に慣れ始めて、自己流に英語を勉強し始めたが全く上達せず、ハッキーを預けてまでフルタイムの英語コースに入った。周りの若いアジアからの留学生(彼らの多くは有名大学を狙う受験生でもあった)の流れにのっているうちに、進学準備コースに潜り込んでしまった。それから一直線に受験生生活。そして大学院生になった。グラジュエートディプロマを取得。そして、修士取得まで、あと3科目を残すだけだった。今月末から、私にとっての最後のタームが始まる。卒業。そして、就職活動、のはずだった。
人生には優先順位がある。私にとってのトッププライオリティは家族である。誰が決めたのでもなく、私が決めたのだ。でも、昨年一年間、私は自分自身の勉強をトッププライオリティにおいていた。この10余年の間で、この一年間だけだった。だからもうこれ以上ない充実感がある。私の本分は、家族の幸せを支える、明るく元気で逞しい奥さんでありママさんであるのだ。そのことをしっかりと再認識した一週間だった。
メルボルンを離れる日が来ることは、最初からわかっていた。書きたいことのほとんどを書けぬまま、でもその日はもうすぐ来てしまう。感傷に浸る時間もないほど、毎日を忙しく過ごしている。それよりも、新しい生活、そして新しい出会いが待っているのだ。
I love Melbourne, I love Australia. 私たち家族にとって、オーストラリアは特別な国だった。子供たちに、日本では得られない様な、素晴らしい価値観を見せてくれた。将来、日本とは違う価値観が世の中には存在するという認識が、彼らを救ってくれるのだと、心から信じている。
Posted by akemi at 2005年02月06日 20:26
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