2004年03月15日
物事を多方面から見てみる
3週目が始まった。毎日、毎日、色々なことを感じてしまう。1週目は周りがやたらに凄い人だらけだと思った。2週目はとんでもないやつもいると思った。そして、今週は、また違うことを感じたのだった。
私の通うERPシステムのコースは、その具体例としてSAPのソフトを使っている。このコースの人は全員、そのフロントエンドのソフトを自宅のPCにインストールすることを推奨される(自宅にPCがない人のことは考えていない様だなーっ)。私も早速インストールして、夜な夜な大学のSAPにアクセスしては、アサイメントと戦っているのだ。そんな中で、うちの大学のSAPを勉強している学生達がボランティアでSAPのスタディーグループを結成していることを知り、そのサイトにアクセスしてみた。それ以外にも、リサーチユニットというものがあって、これもボランティアの勉強会の様なものなのだ。水面下でこんなに盛り上がっている、そして盛り上げようとしている人たちの存在を知り、感動してしまった。そうだ、同じ学生なら踊らにゃ損!大学の持てるリソース全てをしゃぶりつくしてやれ!とばかりに俄然元気が出てきたあけんであった。
元気が出たのには、もう一つ訳がある。今日のeCommerceの授業が、ほぼ理解できたのだ!! というのは、予習のやり方を変えたのだ。今日のトピックはCRM(Customer Relationship Management)だということがわかっていたので、まず、日本語でその業界の基礎知識を叩き込んだのだ。ネットで情報収集して、トレンドを探って、それからリーディング(今回のは全部で20ページ程度と少なかった!!)をしっかりと読んだ。レクチャーノートを何度も予習した。そして今日のレクチャラーはアジア系のサブの先生だったので、彼の英語がまた、私にとってはわかりやすかった! そこでわかったのは、「英語が話せる、英単語を知っているけど業界のことをわかっていない人」と英語はそれほどでもない(私)が、その業界の知識をある程度持っている人であれば、完全に後者の方が授業についていけるということがわかったのだ。私は焦って、英語ができない、英語ができないと、そればかり考えていたのだが、一番問題だったのは、そのエリアの基礎知識が抜け落ちていることだったのだ。というのは、一度日本語で判っていることであれば、英語で聞いても「あぁ、あのことだな」と容易に想像できるため、その瞬間に新しく出てきた用語であっても、どんどんと頭に吸収されていくのだが、英語だけがわかっていても、本来の意味、たとえばITの業界で意味する内容がわかっていなければ、結果的に、その授業を理解することは不可能なのだ。
何でもそうなのだが、やはり具体的に動いてみないことには、自分に何が足りないのかがわからなかったな、としみじみ思うのだ。とっかかりができた。どうやって大学院生活を乗り越えようかと思っていたが、突破口を見出した様で、今日はとっても嬉しい一日だった。夜の授業では、今までよりも具体的に「ここの部分が理解できていない」というのが自分でもはっきりと特定できた。授業の中で理解までもっていけなかったのだが、どう復習すべきか、そういうこともつかめてきた。だんだんと楽しくなってきた。それというのも、フリンダースストリート駅(これは、魔女の宅急便でキキが下り立った駅のモデルといわれている)を出て、毎日日替わりで地下ミュージシャンの奏でる音楽を聞きながら大学へ向かい、メルボルンシティを見下ろすロケーションのキャンパスの中のセミナールームで、ビジネスを英語で学んでいる。このシチュエーションだけで酔えそう!! どんなコミュニティにも、色々な人がいる。そうだ。とにかく適当にすごして単位がとれればいいと思う人も、ハーバード以上にがんばっちゃうぞ、という意気込みの人もいる。アサイメントの内容をUselessだよ、と豪語した友人もいる。いろいろな人がいて当たり前だ。要は自分はどうしたいかということだ。同じやるなら踊っちゃえ、そういう人でありたい。どっぷりつかって、悔し涙でぐしゃぐしゃになりながら、それでもかっこ悪くとも食らいついていく、そういう学生でいたい。その課題は、彼にとってユースレスかもしれないが、私にとっては宝物の様に輝いて見える。だって考えてもみてよ。昨日まで、子供がどうの、ダンナがどうの、とかそういう話しか出来なかった私が、当然の様にビジネス的視点を求められているのだ。多くのサラリーマンにとっては当然のものかもしれないが、反対側にいるものから見れば、それはキラキラとまぶしいものなのだ。そして、帰路の道すがら、こんなことも思った。家に明かりがついていて、待っていてくれる家族がこんなにも有難い。よかった。孤独でなくて良かった。孤独でないから、明日も頑張れる。サラリーマンのパパの気持ちが少しだけわかった。やっぱり奥さんは優しく出迎えてあげなくっちゃね。
Posted by akemi at 2004年03月15日 00:02
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