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2002年12月18日

音楽の授業はダンシングクイーン

 日本の様なキッチリとした時間割表を学校からもらうということはないのだが、とりあえず、音楽は何曜日、というくらいは決まっている。

例えば二番目のタカシの学年では、火曜日が音楽で、水曜日がリコーダーということが決まっているので、水曜日だけは欠かさずリコーダーと楽譜のプリントを入れるためのクリアファイルをカバンに入れていく。

 学校の校庭にある別棟(ここは学童保育の部屋も兼ねている)で音楽の授業が行われるのだが、ここには特別にピアノがおいてあるわけではない。歌を歌ったりするときは、市販のカセットテープをかけて、それに合わせてフうだけらしい。

 初めて音楽の授業の様子を知ったのは、いつもよりも15分ほど早めに学校についた時だった。別棟から流れてくる音楽を聴いて、まさかとは思ったが、それがまさしく小学生の音楽の授業だったらしい。近所中に聞こえわたるほどの大きな子供たちの声。聞こえてくるのは、ABBAのダンシングクイーンだ!それもオリジナルのカセットをガンガンにかけているので、完全にここはディスコかーっ、というノリである。久しぶりに聞くABBAの曲(私も中学生くらいの頃かしら?はまったよなーっ)に、私の心はかき乱されていた。なんなのー、この子たち、まったく楽しそうだわねーっ!!私も乱入したろうかいな、と思うほど子供たちはノリまくっていて、いかにも楽しそうな風景であった。

 授業が終わって別棟から走り出てくる子供たちの中にタカシがいた。彼もダンシングクィーンを歌ったのであろうか???

 後からカオルに聞くと、当然の様に言う。「え?ママちゃん、ダンシングクィーン知ってるの?こっちの子ってロックンロール好きだもんねーっ!」ちょっとロックンロールとは違う気がするが、これがまさにオーストラリアの音楽の授業そのものなのだ。

 他にも「Sing! 2003」というCDと楽譜が市販されているのだが、それを使って授業が行われることも多いらしい。この楽譜集、カオルにせがまれて買ってしまったのだが、教科書のないオーストラリアでは、この本は学校に据え置かれていて、音楽の授業の時になると、生徒が一冊ずつ手にとって、CDに合わせて歌うらしい。中にはいくつかお気に入りの曲があって、私もCDを聞いて驚いたのだが、本当に曲にバラエティがあって、ノリノリの曲から、どうやって歌うのー?と思う様なヘンな曲までいろいろだ。何やら敷居が低くて楽しそうで良い授業だなー、といつも思う。

 ところで、オーストラリアの学校にも月曜日には朝礼があって、その日だけは、低学年もすべて高学年棟にあるホールに集合する。日本の朝礼では、炎天下にじーと立たされたまま、面白くもない先生の話を延々聞かせられる、という思い出があったが、こちらでは、先生の話はそれほど長くなくて、子供たちの表彰(表彰された子供たちは前に出て一言ずつ感想を言わなければならない)があったり、生徒たちの演奏を聞いたりと、あくまでも主役は生徒達だ。また立って話を聞くこともなく、子供たちは、時には神妙な顔つきで話に聞き入ったりしたかと思うと、場内が沸き返る様なシーンも時々ある。そこで必ず全員が歌うのが、国歌である「アドバンス オーストラリア フェアー」である。実はラグビーの試合を見に行った時にも、試合前にこの曲が流れたのだが、元気よく歌っているなー、と思ったら、うちの子供たちの声で、死ぬほど驚いたことがある。国歌を意気揚々と歌えるオーストラリアの子供たちが羨ましい。

Posted by akemi at 2002年12月18日 18:42

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