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2002年12月17日

Newsletter

日本の学校であると、小学校通信の様なものにあたるのが、Newsletterだ。

平均すると月に2〜3回ほど持ち帰ってくるのだが、一般的なお知らせ(各種イベントなど)や、過去のイベントの写真、その際の子供たちの感想文、PTA関連のニュース(選挙、資金稼ぎのためのイベントの告知、お手伝い募集)、また、習い事などの広告も入ることが多い。A4両面印刷で、6〜10枚つづりのことが多い。

 その中でも特筆すべきは、

STUDENT OF THE WEEK AWARD

 というコーナーだ。子供たちが、本当に色々なことで評価されている。そして、彼らは毎週月曜日のアセンブリ(朝礼)の時に全校生徒の前で表彰さ黷驍フだが、その内容がすごい。これほどまでにほめる言葉にバラエティがあるとは!とこちらも感心させられるほどなのだ。例えばタカシが転入してきた時に、本当にタカシの力になって、いつも面倒をみてくれた男の子は、彼のフレンドシップを表彰された。それ以外にも、ものすごい集中力を発揮した、などから、コンピューターを使ってすばらしいリサーチをした、とかもう色々!下に具体例をあげてみると、

For great participation in class discussions

For beautiful Han

dwriting

For fantastic Maths

For effective use of Maths Strategies

For enthusiastic written responses during science activities

For being a responsible class member

For speedy automatic number response 

 また、これ以上に素晴らしいのは、表彰された子供たちを見る周りの目だ。みんな、嫉妬のかけらもなく、「良かったねーっ」という雰囲気だ。もし、この表彰を日本でやったりすると、「あんたもがんばんなきゃ、○○ちゃんだって表彰されてるんだし」などと言って子供にハッパをかけたり、こんなことで表彰して、うちの子は何故表彰されないのだ!とクレームをつけてくる輩が出てきそうだ。

 他人の存在を認め、評価する、ということが、決して自分をおとしめることにならないということを身をもって知っているのがオージーなのだろう。人それぞれ資質も志向も違い、それは人間の上下を決める基準では決してない。なにが出来る、なにが出来ない、ではなく、自分の求めるイメージ(理想像)を追いかける前向きの姿勢が、人間として評価すべきものなのである、オーストラリアの子供たちは、それを漫然と知っている様に思える。

 カオルが転入して2ケ月を過ぎた頃だった。彼女が細々とやっていたESLのワークブックを一人で終わらせて先生に持っていたところ、先生が大声で「素晴らしい!カオル」と叫んだそうだ。そしてクラス全員に向かって、「カオルがこのワークブックを終わらせたんだよ!」と伝えたところ、クラス中の子供たちがかけよって、「見せて!見せて!」と詰め寄られて、口々にすごいだのエクセレントだの言ってくれたらしい。

 カオルのやっているワークブックなどは、オージーの子供たちにしてみれば、幼稚園児のそれ程度のものだ。それなのに、みんなが自分のことの様に喜んでくれたのを見て、カオルはきっと驚いたに違いない。なんて、この人たちは。他人のことでこんなに喜べるのか!そして、それを聞いて、ちょっとホロリときてしまったのだ。

Posted by akemi at 2002年12月17日 18:42

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