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2001年01月08日

山井太さん − 株式会社スノーピーク代表取締役社長

 私が尊敬し、最も憧れているSteve Jobs(Apple創業者にして現CEO)に匹敵する美意識を持つ日本人。

妥協を許さない徹底した美意識と、ユーザーとしてのワクワクを大事にする物作りの天才。それが私から見た山井さん像なのである。

 私とスノーピークとの出会いは、今からちょうど2年前、あるアウトドア用品店で手にした「ギガパワー」というソロストーブが最初だった。コンパクトノ収まるそのストーブ(アウトドアのソロキャンプなどでお湯を湧かしたりできるもので、胸ポケットに容易に収まる様なサイズでありながら、そのパワーはすごいの一言!)に一目惚れで、何度も何度も下見をしては、買おうか買うまいか迷い続けていた。主婦の私がポンと買うには、ちょっと贅沢なソロストーブだった。

 その時の私には、クルマも無ければ運転免許証もなかったのだが、アウトドアしてみたいという欲求だけはどんどんと増幅して行って止めることが出来ないほどだった。そしてそれは、バックパックと寝袋を担いでアジアを一人で旅していた頃の自分の姿と重なった。もう一度、あんな風に吹かれてみたい。

 当時既に5人家族であったのに、何故ソロストーブだったのか。それは自転車で出掛けて行くのに荷物を大きくしないための知恵のつもりだった(後になって、実際5人分の調理に使えるかというと、それは無理というものであったが)。結果、やっぱり買ってしまったのであった。

 ところが、このギガパワーに惚れ込んで、後にソロランタンまで購入してしまい(これがまたキュートで美しいヤツなのよーっ)、焚火台やら何やらスノーピーク一色に傾倒していってしまったのはダンナの方だった。私も運転免許証を取得し、クルマを所有する様になってから、我が家のアウトドア化はどんどん拍車がかかる様になっていった。

 デイキャンプを堪能し尽くし、次はやっぱりテントだね、ということで、テントの旧製品と新製品の違いについて、スノーピークにメールで問い合わせをしたことがあった。ダンナの質問に即座に返信して頂いたのが、他でもない社長である山井さんだったのである。

 その後、アウトドアのイベントで直接御会いした時にも覚えていて下さって、御自身の私的なホームページ noasobi.com のURLも教えて頂いた。そして、そのページにアクセスして、やはり彼の素晴らしい美意識や物の考え方に、憧れずにはいられなくなっていった。Macintoshが大好きで、SonyのVaioユーザーでもある山井さん。常に自分たちもユーザーであるという立場にたち、製品には絶対の自信と愛情を持って世に送りだす。永久保証というシステムは、実はスノーピークの社員たちにとっては当然のことかもしれない。しかし、期限付きの保証システムしか知らない私にとっては、涙が出るほど素晴らしい考え方なのだと感嘆するのである。確かにデフレ時代の今、スノーピークの製品よりも安いものは沢山ある。しかし、たとえ多少高価であっても、一生大事に使いたいという気持ちにさせる様な魅力的な製品というものは、そうそうあるものではない。スノーピークの製品は、山井さんや社員の方の思い入れが見てとれる様な、魅力的でパワフルなものばかりなのだ。人の体温が伝わってくる様な製品づくりを続ける山井さん。私がいま一番インタビューしてみたい人の一人である。

■株式会社スノーピーク http://www.snowpeak.co.jp/

Posted by akemi at 2001年01月08日 18:42

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