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2001年01月08日
松本大さん − マネックス証券社長
株式売買委託手数料の完全自由化を機に参入した証券会社の中で、既に「勝ち組」として名高いマネックス証券。
ダンナが証券会社に勤めている関係で、彼のことは会社設立以前からちょっと注目していた。正式オープン前からマネックスのホームページをチェックしていて、彼の金融(というよりお金というもの)に対する考え方に、非常に強い興味を覚えた。
実は彼に対しては憧れと同時に、ちょっとした嫉妬心もあったのだ。なんて言うと私はなんと自惚れた人間だと思われる方もいらっしゃるかもしれない。しかし私の嫉妬心というのは、彼の能力や努力や社会的立場というものに対するものではなく、今生で成すべき何かを(自分に与えられた使命を)若くして見つけられたことに対する羨望に起因するものなのだ。
彼はたぶん器用な人ではないかもしれない。手練手管でビジネスを操る様な人でもないかもしれない。非常に堅実で、実直で、公明正大な人に思える。そして、自分に与えられた天分を疑いもせずに生かし切り、周りの人間に感動を与え、その人さえも動かしていくという能力にかけては、ものすごいものがあると思うのだ。インターネットのインフラを整備するということに一生を捧げる孫正義氏と同じく、金融のインフラを整えるのだという軸を決して揺るがすことがない。どの時代も成功している経営者というのは、自分だけ儲かればいいなんてこれっぽっちも思っていないのだ。そのビジネスの社会的意義を充分に理解し、人々の幸せに寄与してこそのビジネスだと心底思っているのだ。そういう点で、彼は日本の歴史に残る経営者の一人であるというのは間違いないと思う。
彼は「ネットベンチャーの旗手」と称されることが多いが、何となく違う様な気がする。彼の存在というものは、例えば「一発屋」と呼ばれてヒット曲一曲だけで消えていったミュージシャンとは相反するものだ。もっと普遍的に評価されるべき人材であり、同世代の人間として、彼の様な人材がこの時代に出てきたことに感謝したい気持ちでいっぱいなのだ。
2年前彼がマネックス証券を興した時と同じ36歳になってしまった私。うわぁ〜、差つけられたなぁ、もう、という気持ちも勿論ある。でも、もしかしたら私にも私なりの使命というのがあるのかもしれないと、ちょっとワクワクしたりもしている。彼を見ていると、私も公明正大に生きたい、正直に生きたい、ポジティブになりたい、人様の幸せに寄与する何かを後世に残したい、そんな気分になってくるのだった。
Posted by akemi at 2001年01月08日 18:42
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